夏のレジャーや旅行先で写真を撮る機会が増えると、どうしても「映える」服装や小物に目が行きがちですよね。SNSにアップするなら尚のこと、水着もおしゃれで可愛いものを選びたいところ。でも、あまりにも“盛り”過ぎるデザインや露出が多すぎる水着は、子どもっぽくなったり、派手になりすぎたりしてしまうことも。そこに気を配りながら、大人らしい上品さと華やかさを両立できるのが、オトナ女子にぴったりの「映え水着」です。控えめな中にも個性を感じさせるデザインやシルエットを選ぶことで、キメすぎず、抜け感のある上品な雰囲気を作り出せます。
映え水着は、あくまでも「自分の魅力を最大限に引き出す」ことが大切。SNS上で見かけるモデル級の派手な水着は、写真映えはするかもしれませんが、実際に着ると自分の体型や肌質に合わないという場合も多いです。オトナ女子に求められるのは、派手さよりも上品さや高級感のある着こなし。今回の記事では、“盛り”すぎず大人っぽく、かつきちんと映える水着の選び方やコーデ術をご紹介します。
まずは、水着のカラー選びから。視線を集める鮮やかな色にチャレンジしたい気持ちもありますが、大人の魅力を引き立てるには、「彩度が高すぎない落ち着いた色味」や「アクセントになるくすみカラー」などを取り入れるのがおすすめです。例えば、真っ赤やネオンイエローなどの原色は一気に華やかですが、人によっては浮いた印象を与えてしまうことも。一方で、深みのあるボルドーやモスグリーン、ダスティピンクなどのくすみカラーなら、華やかさを保ちつつシックな仕上がりが狙えます。
また、黒やネイビーなどの定番カラーも、オトナ女子にとっては外せない選択肢。ただし、全身をダークカラーにまとめると重たい印象になりがちなので、レースや透け素材、メタリック小物などをプラスして程よい抜け感を演出すると良いでしょう。彩度を抑えたトーンは派手になりすぎず、肌が白い人も小麦肌の人も美しく映えやすいのが嬉しいポイントです。
フリルやリボン、カットアウトなどのディテールは、確かに女性らしい印象を強調してくれますが、やりすぎると一気に子どもっぽく見えてしまうことも。大人っぽさをキープしたいなら、ディテールは厳選して上品に取り入れましょう。例えば、胸元やウエストラインにフリルが入っている程度なら、全体のシルエットにニュアンスを与えてメリハリを作ってくれますが、全身にリボンやフリルが散りばめられていると「盛りすぎ」の印象に傾きがちです。
また、最近はワンピースタイプで背中が大胆にカットされていたり、肩ひもにデザイン性の高いベルトが付いていたりと、さりげなく個性を演出するディテールが増えています。こうしたポイントを1カ所だけ強調した水着を選ぶと、SNS映えする写真が撮りやすくなりながらも、全体は落ち着いた大人の雰囲気にまとめやすいでしょう。
水着を選ぶ上で大切なのは、自分の体型をきちんと理解し、似合うシルエットを見極めること。例えば、ヒップラインに自信がある方は、バックスタイルに特徴のあるデザインを選ぶと◎。逆に、下半身をすっきり見せたい場合は、ウエスト切り替えが高めに入ったワンピースタイプや、ハイウエストのビキニなどがおすすめです。
バストラインを強調したいなら、胸元にフリルやギャザーが入ったものを選ぶとボリューム感を演出できます。一方で、できるだけ胸元をコンパクトに見せたい方は、幅広の肩ひもやベアトップタイプを選ぶと、視覚的に安定感が生まれます。自分の好きなパーツを活かし、カバーしたい部分はシルエットや柄の工夫でさりげなく隠すのが、大人の水着選びのコツ。全体的なバランスを意識することで、“盛り”すぎない華やかな印象を目指しましょう。
水着といえば、ビキニのイメージが強いかもしれませんが、最近はさまざまなタイプの水着が人気を博しています。ゆったりとお腹まわりをカバーできるタンキニタイプや、サイドが大胆にカットされたモノキニなど、デザインのバリエーションは年々豊かになっています。自分の体型や出かける場所、アクティブ度合いに合わせて選ぶのが吉です。
例えば、海辺のリゾートホテルでのんびり過ごす場合は、ワンピース水着やモノキニを選ぶとエレガントな雰囲気を演出できます。マリンスポーツを思いっきり楽しみたいなら、動きやすいスポーティータイプのビキニやタンキニが快適。写真映えだけを狙うのではなく、自分が心地よく過ごせることも重要な選択基準です。無理にトレンドに走るより、シーンに合わせて自分らしい水着をチョイスしましょう。
水着だけで勝負してしまうと、どうしても露出が多くなりがち。ちょっと物足りないなと感じるときには、パレオやシースルーのロングカーディガン、UVカットのラッシュガードなど、羽織りものをプラスするのがおすすめです。コーデに奥行きを与え、体型をさりげなくカバーしてくれるだけでなく、一気に大人らしい上品さも演出できます。
さらに、帽子やサングラス、サンダルなどの小物使いも大切。大きめのつばがあるハットを被ると上半身に目線がいくので、自然にスタイルアップを狙えるメリットがあります。サングラスも、ただ日差しを遮るだけでなく、洗練された雰囲気を加速させてくれますよ。色や素材、デザインを全体のカラーコーデに合わせることで、さりげなく統一感を生み出しましょう。
映え水着を選んだら、やっぱり素敵な写真を残したいですよね。大人っぽくかつ華やかに映る撮影テクニックとして、背景とのコントラストを意識する方法があります。例えば、深い青色の海をバックにしたいなら、逆に明るい色の水着を合わせると被写体が引き立ちやすいでしょう。もしくは白い砂浜が印象的なビーチなら、あえてネイビーやボルドーなどのシックな色を選ぶと映えやすくなります。
また、ポージングも重要ポイント。無理にモデルポーズをしようとするよりは、自然な笑顔と動きでリラックスした雰囲気を出すのがおすすめです。身体のラインが気になるときは、少し斜めに立ってカメラを見たり、軽く足をクロスさせたりするとスタイル良く見えるテクニックがあります。あくまでも“盛り”すぎない自然さが、大人らしい余裕を演出してくれるはずです。
“盛り”すぎ注意?!オトナ女子向け映え水着の選び方をテーマに、カラー選びのコツやディテールの取り入れ方、体型別のシルエットなどを幅広くご紹介してきました。水着はどうしても露出が増えるアイテムなので、派手すぎるカラーや装飾、肌の見せ方にばかり注目すると、子どもっぽい印象を与えてしまう危険性も。大人の余裕を感じさせるには、上品さと華やかさのバランスをとることが大切です。
さらに、羽織りものや小物を上手に取り入れれば、どんな体型でも無理なくスタイルアップを図れます。そして大切なのは、水着を着てどんな時間を過ごしたいのかを明確にすること。アクティブに動き回りたいのか、ビーチでゆったり日光浴を楽しみたいのかによって、最適なデザインや素材は変わってきます。ぜひ、自分のライフスタイルや好みに合った「盛りすぎない映え水着」を見つけて、最高の夏の思い出を作ってくださいね。